前ページ『崩壊するダウンライン』では、MLMでダウンラインを構築しても、必ずしも安定した不労所得が得られるわけではないという事について述べました。
さらに、ダウンラインがしっかりしたものであったとしても、他の要因によってインセンティブの金額が大きく変動する事があります。
それは、会社によるインセンティブの発生条件・報酬率の変更です
普通のサラリーマンのような働き方なら、一度労働契約を結んでしまえば片方の都合だけで簡単に内容を変更する事は出来ません。
会社はよほどの理由が無い限り、従業員の賃金を勝手に減額したりは出来ないのです。
これは、労働基準法などの法律により一方的な条件の変更が認められていないためです。
しかし、MLMではディストリビューターがMLMを運営している会社と労働契約を結ぶわけではありません。
管理人自身も全てのMLMの契約形態を知っているわけではありませんが、ほとんどの場合はMLMの提供するサービスの「会員」となっているだけでしょう。
ですから、会社が急にインセンティブの発生条件や報酬率を下げると宣言しても、ディストリビューターはそれを受け入れるしかない場合が多いのです。
管理人が参加していたMLMの会社もある日突然報酬率を約半分にするというプランを発表してきたことがあり、これがビジネスを断念するきっかけの一つとなりました。
「MLMは口コミによって販売網を広げていくから広告費がかからず、経営上のリスクが少ない」
などとアピールされる事もよくありますが、これは必ずしも正しくありません。
実際には公告を出さなくてもディストリビューターへのインセンティブ支払いによって経費がかかっていますし、商品を製造・販売している以上、売上が少なくなれば製造コストや付帯費用が収入を上回ることも当然あるでしょう。

そして会社の経営状態が悪くなれば、ディストリビューターへの報酬が期日どおりに行われなかったり、下手をすれば倒産によってそれまでの苦労が水の泡・・・という可能性も考えられます。
管理人の先輩にも「2ヶ月前のインセンティブ○十万円がまだ支払われない・・・」というようなボヤキを何度となく口にしていた人がいました。
もしも自分の参加しているMLMの会社が経営危機に陥っていると感じたときは、それまでの経験と人脈を武器に、他の会社に鞍替えを考えた方が賢明かもしれません。
もっとも、お客さんが他社の製品を今まで通りに購入してくれるかどうかについては定かではありませんが・・・
※「MLM」はネットワークビジネス、ネットワークマーケティング、日本語では連鎖販売取引等と呼ばれているビジネスの手法と同義のものです。当サイトではMLMと表記を統一しています。
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